2010年3月7日日曜日

【政治】まことしやかのウソ!




■03月06日(土)21:31、まことしやかのウソ!


いつもながら各省庁の「試算」は、一見本当のように見
えますが、ウソでアテになりません!

…と言うのも、記事にも触れてありますが「試算は、人
口減少や家庭の電化、電気自動車の普及など今後の電力
需要の見通しや、再生可能エネルギーの拡大などは考慮
していない。」とあります!?

えーーー、考慮して試算しなさい!と思います。(苦笑)

でもこれは、鳩山首相の「(温暖化対策のため)原発必
要」との発言を受けて、推進のための(それらしいデー
タ・根拠の)提示が必要だったからだと思います。

会社実務で、こんなクズ「試算」をしたら、一発で評価
を下げる事でしょう。

仮にこの試算が本当で、年間1基、20年で20基も必要と
するなら、資源の乏しいニホン国と国民は、生活と生活
スタイルを改める必要があると思います。

乏しいなら乏しいなりの生活をしないと、早晩立ちゆか
なくなります。それに原発の建設費は、電気代に上乗せ
されるので、世界で一番高いものになるでしょう。

--------------------------------------------------
以下、転載記事
--------------------------------------------------
【全文転載】

■<温暖化対策>原発20年間にさらに20基必要 エネ庁試算
(毎日新聞 - 03月06日 12:43)


原子力発電所の現在の新設計画(14基)がすべて実現し
ても、2030年以降の20年間にさらに20基の新設が必要と
いう試算を資源エネルギー庁がまとめた。既存原発の寿
命による廃炉の目減り分を埋め合わせるためで、現在よ
りハイペースな「年平均1基の新設」を実現しなければ
ならない困難な状況が浮かび上がった。

5日に開かれた総合資源エネルギー調査会原子力部会で
報告された。同庁によると、現在国内で稼働中の原発は
54基、総出力は約4900万キロワット。国は温室効果ガス
削減対策の一つとして原発を位置付けており、20年まで
に温室効果ガス25%減(1990年比)という方針の実現に
は8基の新設が必須となる。30年までにはさらに6基の新
設を計画している。

これらが完成した場合の総出力は約6800万キロワット。
この出力を維持するには、既存原発の寿命を現在の40年
から60年に延長しても30~50年の20年間に150万キロワッ
トの大型原発20基が必要だと分かった。

既存原発には増設の余地は乏しく、新たな立地選定が課
題となる。一方、寿命を40年のままとすると30年時点で
3000万キロワット、寿命50年でも1500万キロワット分が
不足する計算になるという。

試算は、人口減少や家庭の電化、電気自動車の普及など
今後の電力需要の見通しや、再生可能エネルギーの拡大
などは考慮していない。一方、中部電力浜岡原発1、2号
機(計138万キロワット)のように寿命前にコスト判断
で廃炉が決まるケースもあり得るなど、流動的な面もあ
る。

部会では「稼働率向上や点検間隔の延長など(発電量を
増やす)目先の政策だけしか論議されていない。新設を
継続するために国が何をするかの政策がない」などの厳
しい意見が相次いだ。【山田大輔】

【全文転載おわり】

--------------------------------------------------
●<温暖化対策>原発20年間にさらに20基必要 エネ庁試算
http://mainichi.jp/select/today/news/m20100306k0000e040051000c.html

●関連:きっこのブログ 様/放射能を撒き散らす友愛政治
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2010/03/post-3509.html
※↑ コチラの方が、詳しく解析・解説されています。興味のある方はどうぞ。

●Photographer:よしとみ 様
写真素材 足成
http://www.ashinari.com/2007/04/02-001377.php