2010年4月30日金曜日

【地域】弱き者の弱い者イジメ



■04月30日(金)15:27、弱き者の弱い者イジメ。


ニホン社会が、活力を失ってからはや20年。

活力なき社会に渦巻く、うっ積した陰湿な負の心は、イ
ジメの低年齢化と激化を生んでいます。

最近の記事では、ホームレステントへの放火、猫の虐待
(薬品による火傷、背中に30cmの傷)が、それに当たり
ます。

水が高い所から低い所に流れるように、社会的な負の連
鎖は、社会的強者から社会的弱者へと連鎖し、イジメら
れた弱い者が更に弱い者をイジメ、弱い牙を反撃の出来
ない者へと向けています。

そしてお定まりの「ムシャクシャしたから」や「死んで
も構わないと思った」と言う救い所のない心象に、たど
り着いています。

頭で考えずにササクレた「心」で行動してしまう。

越えてはならない一線を越えた中学生には、それ相応の
ケアが必要だと思いますが、それはそのまま親、兄弟、
周囲の人々にも言える事だと思います。

「社会が悪い」と言う言葉は、「逃げ口上」に使われる
もので、好きではないですが心の矯正を必要とする中学
生を生んだのは、その地域社会そのものである事もまた
事実だと思います。

考え違いをしている中学生には、社会や他人のせいにせ
ず、甘えず、一個の生き物として再生して欲しいと思い
ます。
地域社会・地域のコミュニティの立て直しもまた必要だ
と感じます。


このような社会の負の問題を想う時、住む場所もお金も
ない、弱いホームレスの方々の方が、よほどヒトとして
生きていると思える事があります。

「小西修の動物ドキュメンタリーBLOG」様に登場する多
摩川河川敷に住まうホームレスの方々は、仲間や不憫な
生き物を我が事のように大切に思われています。

どのような生き方をされているか興味がある方は、下記
のリンクの日記をご覧下さいますよう。

そこには、物の豊かさに慣れてしまった、ニホンジンが
忘れている「心」の豊かさがあります。

--------------------------------------------------
以下、転載記事
--------------------------------------------------
■ホームレスのテントに火、中3の2人を再逮捕
(読売新聞 - 04月30日 14:46)

【全文転載】

兵庫県尼崎市で3月、ホームレスの男性のテントが燃や
される事件があり、尼崎北署は30日、別の事件で逮捕し
た市立中3年の男子生徒2人(いずれも14歳)が火を付け
たとして、殺人未遂容疑で再逮捕した。

2人は火を付けたことを認め、「死んでも構わないと思っ
た」と話しているという。

【全文転載おわり】

--------------------------------------------------
●ホームレスのテントに火、中3の2人を再逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100430-OYT1T00672.htm

●関連:小西修の動物ドキュメンタリーBLOG 様/タマ猫日記
http://www.top-virtual.com/kabuto/diarypro/

●Photographer:いしだひでヲ 様
写真素材 足成
http://www.ashinari.com/2010/03/31-035406.php?category=169