2010年4月22日木曜日

【政治】ヨミウリ社、愚かな世論誘導



04月22日(木)05:24、ヨミウリ社、愚かな世論誘導。


鳩山由紀夫首相と谷垣禎一総裁との党首討論中、「確か
に私は、愚かな総理かもしれません」という発言があり、
ヨミウリ社を始め、政権の足を引っ張りたい大新聞連合
は『待ってました!』とばかり書き立てました。

でも、『愚か』と称したのは、前政権の結んだままに、
基地は沖縄県民に押し付けて、知らん顔決めこむのが日
米同盟を強化するやり方か?と言う疑問と、楽な甘言に
乗らず、苦労している『愚かさ』であると言っています。

だから、沖縄県民の負担を軽減出来る移設先を探し、ギ
リギリまで粘り強く交渉するのだとも添えています。

13年間ほったらかしの前政権よりも、5月末と腹をくくっ
て、汗を流している首相の方がよっぽどマシだと思いま
す。

それに文中にあるワシントン・ポスト社の「loopy」
(愚かな首相)発言は、いちコラムニストが書いた作文
を、まるで米政府からの直言のように、嬉しげに報道し
たニホンのマスメディアの、報道姿勢に問題があると感
じます。

他国から誹謗中傷された自国の総理をかばわず、反論も
せず、逆に嬉しそうに載せるマスメディア。
またその世論誘導に乗せられて嬉しそうに叩くヒトたち
…ワシントン・ポストから馬鹿にされたのは、そういっ
たニホンそのもの、ニホンの国民そのものだと言うのが、
分かっていません。


首相は国民の代表。

他の国で、一国の首相が馬鹿にされたなら、米大使館を
囲んで反米デモが起きるレベルだと思います。

だからニホン全体が、米政府に舐められるのです。

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以下、ヨミウリ転載記事
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■「確かに私は、愚かな総理かもしれません」
(読売新聞 - 04月21日 22:38)

【全文転載】


「確かに私は、愚かな総理かもしれません」

21日の党首討論の冒頭、鳩山首相はこう語った。

自民党の谷垣総裁が取り上げた米紙の報道を引いた言葉
だったが、議場は野党議員らのヤジで騒然となった。

首相は沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題でも「愚直」
という言葉を使い、謙虚さをアピールしたが、口ぶりと
は裏腹に、発言の内容は「開き直り」「責任転嫁」の連
発だった。

訪米中にオバマ米大統領と10分間の非公式会談しかでき
なかったことは、「政府の案が決まっていない段階で、
あまり長い話をするよりも10分間が良いと、大統領が判
断された」と、人ごとのように語った。「旧政権に任し
ていれば普天間は返還されずに先延ばしされていた」と
自民党政権に批判の矛先を向ける一方、自らの「腹案」
については「控えさせていただく」の一点張りだった。

谷垣氏は、首相が約束した「5月決着」に進退をかける
覚悟を尋ねたが、首相は「すべての政策の実現に向けて、
職を賭して頑張ることは言うまでもない」と一般論に逃
げこんだ。

【全文転載おわり】

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以下、転載記事
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■「愚かな総理かもしれません」と首相 米紙の報道に


【一部転載】

【党首討論詳報】(2)

首相「確かに、ワシントンポストのいわれるように、私
は愚かな総理かもしれません。それを、昨年の12月にお
いて、もし、『エイヤ』と、辺野古という場所に新たな
普天間の移設先を決めていれば、どんなに楽であったか、
はかりしりません。そしてそのことでオバマ大統領との
間で、日米関係が一見、良くなったようにみえたかもし
れません。しかし果たしてそうでしょうか。私はそうは
思わなかった。決して、愚かだったから、愚直だったか
ら、あるいはそうかもしれません。しかし、結果として
辺野古の海、果たして工事が進んだでしょうか。私は結
果としてあと数年間、何も動かなくなる。結果として日
米関係が一見よくなったにもかかわらず、結局は日米安
保、おかしくなったね。あの結論、間違いだったじゃな
いか、そのようにいわれたかもしれない」

「私はだからこそ、沖縄の県民の負担をできるだけもっ
と少なくしていかなきゃいけない。今日までの沖縄の皆
様方の大変なご負担を考えたときに、少しでもそれを和
らげることができた、愚直にそう思ったのは間違いでしょ
うか。私は決して間違いだとは思っていない。私はその
思いの下で、オバマ大統領に核セキュリティーサミット
の時に、むしろ、私は日米安保を大事にしたい、日米同
盟というものを大事にしたい、日米同盟というものをさ
らに維持発展していきたい。そのためにも、沖縄のみな
さんの負担をもっと軽減させる道はないか。今、その思
いで努力をしているところである。そのことが結果とし
て、日米安保の将来にとってもいいことになるはずだ。
だから、5月末までに必ず私として責任を持ちますから、
だからぜひオバマ大統領にも協力を願いしたい。そのこ
とを10分間、わざわざオバマ大統領が核セキュリティー
サミットワーキングディナー、冒頭の時間を鳩山に与え
ていただいて、そのことを申し上げたところでございま
す」

-後略

【一部転載おわり】

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●「確かに私は、愚かな総理かもしれません」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100421-OYT1T01142.htm

●「「愚かな総理かもしれません」と首相 米紙の報道に」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/382671/

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●関連:Among leaders at summit, Hu's first
(By Al Kamen Wednesday, April 14, 2010)
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/04/13/AR2010041304461.html

【一部転載】

By far the biggest loser of the extravaganza was
the hapless and (inthe opinion of some Obama
administration officials) increasingly
loopyJapanese Prime Minister Yukio Hatoyama.
He reportedly requested but got no bilat. The only
consolation prizewas that he got an "unofficial"
meeting during Monday night's working dinner.
Maybe somewhere betweenthe main course and
dessert?

【一部転載おわり】

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関連:二見伸明の「誇り高き自由人として 様/今こそ、米から自立するチャンスだ
http://www.the-journal.jp/contents/futami/2010/04/post_17.html

【一部転載】

■読売はジャーナリストの精神を失った

読売新聞によれば「米政府の関係筋は、『本来は鳩山首
相から、早期決着の約束を守れずに申し訳ないと謝り、
自分の責任で必ず決着させると言うべきだった。(中略)
大統領も堪忍袋の緒が切れたのではないか』」と言った
そうである。

沖縄は主権国家・日本の領土である。アメリカの植民地
ではない。鳩山総理は、普天間基地の移設を沖縄県民、
日本人の立場に立って、オバマと交渉すべきであって、
むしろ、「なかなか、軍部を説得できなくて申し訳あり
ません」と謝罪すべきなのはオバマの方である。そのこ
とを指摘するどころか、大はしゃぎしている読売は、ア
メリカの手先であって、「破廉恥」そのものである。な
りふり構わず、日本の国益や名誉も考えず、「鳩山追い
落とし」に狂奔する読売に暗澹たるものを感じる。読売
はジャーナリストの精神を失っている。

ジャーナリズムの「小沢潰し=鳩山内閣打倒」のための
キャンペーンは、それにしても、異常である。そのスケー
ルと執拗さ、「包囲網」の巨大さにおいて、戦後最大で
はないか。日本のマスコミは、広告料収入の激減、読者
の急減、視聴率の低下など、経営環境の悪化に苦しめら
れ、またぞろ、「いつかきた道」に戻る方向に走りはじ
めているのではないか。

【一部転載おわり】

●Photographer:NGe(エヌジィ) 様
写真素材 足成
http://www.ashinari.com/2010/04/14-035926.php